妊娠初期:妊娠が原因で起こる出血

妊娠初期に出血がある場合、妊娠したことでおこったもの、または子宮疾患によりおこったものの、どちらかの原因が多いようです。

妊娠が原因で起こる出血には、「子宮外妊娠」「絨毛膜下血腫」「着床妊娠」「初期流産」などが考えられます。

子宮外妊娠は、通常の妊娠と違って子宮内に受精卵が着床せず、卵管などに着床したりします。卵管に着床し妊娠すると、出血したりお腹に痛みを感じることが多いですが、中には無症状の方もいるようです。

子宮外妊娠の9割の原因が卵管妊娠といわれ、放置しておくと卵管破裂をおこし大量に出血するので危険です。

絨毛膜下血腫は、胎盤を作るさいに受精卵から延びる絨毛が、子宮内膜の血管を壊したときに出血する状態で、出血は少なく妊娠中期頃には収まります。出血が多いときは、早産や流産の可能性が高まるので早めに受診しましょう。

初期流産は、12週目までに流産することをいいます。受精卵の着床がうまくいかず、外に流れることで出血がおこります。出血は初期だと少量の場合もあり、生理と勘違いしてしまうこともあるようです。

受精卵が着床することで出血がおこります。出血は少量で数日続き、生理予定の前後に出血がおこることがおおいようですね。ホルモンの作用によっておこる出血なので、特に問題はないようですが、長く続く場合には診察を受けるようにしてくださいね。

普段と違う症状を感じたときや、出血の量が多かったり長く続くときは、自己判断せず必ず受診するようにしてくださいね。