妊娠中にむくみやすいのはなぜ!?その原因5つ

妊婦さんのむくんだ脚の画像

浮腫みの原因は、生理的であることが多いですが、妊娠中の浮腫みには注意が必要です。妊婦さんで血圧が高い方で、むくみがひどい人は、病気が隠れていることもあるので、痛いなど症状がひどいときは、主治医に早めに相談してくださいね。

妊婦さんがむくみやすい原因をまとめました!

 お腹が大きくなることでむくみがおこる
子宮がどんどん大きくなることで、骨盤や足の付け根をどうしても圧迫してしまいます。このため、血流やリンパの流れが滞るため、むくみを引き起こす原因となります。妊娠後期や臨月に入ると、特にお腹が大きくなるため、むくみを感じる妊婦さんが多いようです。

 妊婦さんの血液量が増加するため
妊婦さんの体は、酸素や栄養を赤ちゃんに届けるために血液量が普段より増加します。その血液に含まれる血漿には水分は90パーセント含まれるので、血漿が増えることでむくみやすくなるといえます。

妊娠後期の臨月に入ると、30~50パーセントも通常より増加します。

 味の濃い食事
味の濃い食事は、塩分濃度が高くなります。塩を取り過ぎると、体は塩分濃度を薄めようと、水分を保持しようとします。水分が上手く排出されないことで、むくみを引き起こす原因となりますから、漬物や加工食品などを取り過ぎないように気を付けたり、麺類などのお汁は残すなど心がけましょう。

 長時間同じ姿勢をしない
立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢を続けると、筋肉が動かないので血流やリンパ液の流れが悪くなります。血流が悪くなると、水分や老廃物を運ぶことが上手くできないので、むくみを引き起こすのです。
妊娠中は、激しい運動はいけませんが、軽くストレッチをしたりマッサージをしたりして、適度な運動を心がけましょう。

 窮屈なファッション
マタニティ服は、短期間しか着ないので購入するのがもったいないからと、これまでの洋服を窮屈なのに無理して着るのはやめてくださいね。お腹が大きくなるとバランスもとりにくいし、動きにくいファッションは転倒の危険もあります。また、血流も悪くなるため、冷えやむくみを引き起こす原因にもなるのです。
妊娠中は、動きやすくゆったりと着られるウェアで過ごしましょう。

いつから妊娠線の予防をはじめるのか?

妊娠線クリーム

お腹が大きくなる時期は、妊婦さんによってそれぞれ違います。また、妊娠線は何ヶ月頃できるのかということも、はっきりわかりません。

ママの体質や食生活、体重管理などによって、妊娠線がいつ頃できるのかわからないけど、お腹や腰回りが大きくなる前から予防を始めることがポイントです。

妊娠線が少しできてきた!と焦って妊娠線予防クリームやオイルを塗っても、効果はありません。肌の生まれ変わりは、通常の二十歳の女性で、約28日といわれています。

クリームやオイルを塗り始めて、約1ヶ月頃から肌に変化が現れるということですから、妊娠線を予防するためには、妊娠初期のお腹が目立たない時期から始めるようにすることが効果的です。

妊娠線ができないようにするためには、予防クリームやオイルを塗るだけでなく、急激に体重を増やしたり、偏った食生活にならないように注意することも大切です。

できるだけ妊娠初期から予防クリームやオイルを塗る方がよいですが、妊娠したばかりのときは体調を崩しやすかったり、匂いに敏感になったりすることがありますから、気分のよい日にぬるなどして、少しづつ妊娠線予防を始めましょう。

妊娠線ができやすい妊婦さんもいるの!?

妊娠線を気にする女性

妊娠線ができやすい人の特徴をまとめました!

■体質や遺伝
何のケアもしていないのに、産後に妊娠線が全くできなかったというママもいるし、マメにクリームやオイルを塗っていたのに、妊娠線ができてしまった(泣)というママもいます。

遺伝や体質によって、肌質は人によって違いますから、妊娠線ができやすい人もいれば、できにくい人もいるのです。

体質的に乾燥肌の人や太りやすい人は、妊娠線ができやすいといえます。

■体重の急激な増加
妊娠すると運動不足や食いづわりもある妊婦さんもいて、体重が急激に増加する方もいます。急に太ると皮膚が付いていけず無理にひっぱられるため、亀裂がはいってしまいます。

■小柄な妊婦さん
小柄な妊婦さんでも赤ちゃんは普通に成長しますから、普通体型のママより皮膚は引っ張られることになります。お腹や腰回りが小さい妊婦さんは、妊娠線ができやすいといえます。

■乾燥肌
潤いのない肌は柔軟性がないため、皮膚が伸びるときに負担がかかりやすいです。乾燥肌の人は、普段から肌を柔らかく保つように、クリームやオイルをまめに塗ってケアするようにしましょう。

■年齢
歳をとると血流が悪くなり肌の代謝も落ちてきます。これは自然なことですが、年齢ともに肌に弾力や潤いがなくなるため、妊娠線ができやすくなります。

■二人目以降の妊娠
二人目の妊婦さんのお腹は、一人目のときに皮膚も伸びていて、大きくなりやすくなっています。妊娠線が1人目のときできなかったから、二人目も大丈夫と油断しないようにしてくださいね。二人目で妊娠線ができた!という妊婦さんもいるようです。

■双子・三つ子など多胎妊娠
多胎妊娠は、一人を妊娠するよりときよりも、お腹の大きさはおおきくなりますから、その分皮膚に負担がかかるため妊娠線ができやすいといえます。

妊娠線の予防を始める時期はいつ頃?

妊娠線の画像

妊婦さんは、通常のときより妊娠線ができやすい肌といえます。妊娠線の予防を始める前に、なぜマタニティ時期は妊娠線ができやすいのかまとめました!

 妊婦さんは体型の変化が激しい!
妊娠するとお腹の赤ちゃんの分までという人もいて、食べ過ぎてしまいます。また、食いづわりの方もいて、急激に体重が増える妊婦さんもいることでしょう。

急に太ると皮膚がそれについていけず、ムリに引っ張られ負担がかかります。無理に引っ張られた皮膚には亀裂がはいり、ひび割れしたような赤い妊娠線ができます。

昔は、お腹の子供の分までといわれていましたが、妊婦さんが太りすぎることで、ママと胎児のリスクが大きくなることがわかっているので、今は病院からマタニティ時期の体重管理について指導があります。

妊娠線予防だけでなく、ママと赤ちゃんのリスクも考えて、マタニティ時期の体重管理に注意しましょう。

 妊娠するとホルモンバランスが変化する!
妊娠するとホルモンのバランスが変化します。コルチコステロイドというホルモンが、妊婦さんの体には増えますが、このホルモンには、肌のターンオーバー(肌が生まれ変わる働き)を抑える働きがあります。

これによって、肌の代謝や回復がおち、妊娠中は妊娠線ができやすい状態といえます。

 妊娠すると食生活が変わる!
妊娠中は、梅干しやレモンなどのすっぱいものを好んだり、つわりの影響で肉やごはんなどの匂いにむかつき、食べられなくなったり。。。

妊婦さんは、通常と食生活がかわりやすいので、栄養バランスを崩しやすいです。栄養バランスが崩れると、、便秘や肌荒れを引きおこしたり、また、肌も乾燥しやすくなります。

潤いのない肌には柔軟性がないため、しわもできやすく妊娠線もできやすいのです。

マタニティ時期は食事にも気を付けて、バランスのよい食生活を心がけましょう。

 妊娠線の予防をはじめる時期
お腹がふくらむ前なら、いつからでも妊娠線予防をはじめてもよいですが、肌が変わるまでには正常な20代の方で、約28日かかるといわれています。

そうなると、「妊娠2~3ヶ月」ごろから予防を初めておくとよいでしょう。

体型に変化があらわれない時期から、対策をしておくとよいでしょう。妊娠線ができにくい柔軟な肌にするには、クリームやオイルを塗って乾燥を防ぐことが必要です。

妊娠初期は、つわりもあり匂いに敏感な時期でもあります。匂いのあるクリームやオイルは避けたり、体調が落ち着いてからケアするなど、徐々にはじめていきましょう。

妊婦中のカラオケは赤ちゃんに影響はある?

カラオケの画像

カラオケに行くと、大きな声をだすので赤ちゃんに影響があるかもしれない、と心配になる妊婦さんも多いのでは!?

今のところ、大きい音によって赤ちゃんへの悪影響はないといわれていますが、妊婦さんがカラオケに行くときには、何点か気を付けたいことがあるのでいくつかまとめました。

■エアコンの温度設定に注意
カラオケルームは密室なので、エアコンの効きがよいため冷房が効きすぎ寒すぎることもあります。妊娠中に体を冷やすと、むくみを引き起こしたり、お腹が張ったりすることがあるので、エアコンの温度調整にはきをつけてくださいね。

夏場でも出掛けるときは、体温調節がすぐできるよう、カーディガンやパーカーなどの羽織りものを1枚用意しておくとよいでしょう。

■タバコの煙に注意
カラオケルームは密室で、たばこの煙がこもりやすく空気が悪いです。一緒にカラオケに行く方が喫煙者だと、すったタバコの副流煙を吸うことになりますから、体に影響があります。

副流煙は、たばこを直接すったときと同じくらいの悪影響があるといわれていますので、たばこを吸う方と一緒にカラオケに行くときは、禁煙室にしてもらうなど配慮をお願いしましょう。

■激し動きに注意
カラオケに行くとのりのりになって、つい踊ったりして体を激しく動かしてしまいますいが、激しく体を動かすことでお腹が張ったりして、ママや赤ちゃんに影響があります。

妊娠中ということを忘れずに、飛んだり跳ねたり激しく動き回ることはやめてくださいね。

■臨月のカラオケに注意
妊娠後期に入ると、いつ破水や陣痛があるかわかりません。大きな声で歌を歌うとお腹に力が入りますから、注意が必要です。そんなときは、しばらく安静にするようにして、様子をみてくださいね。

お医者さんから安静にと指示を受けている妊婦さんは、カラオケに行くことはやめましょう。

また、臨月は破水や陣痛がいつ起こるのかわからない状態なので、産院に近いカラオケ屋さんを選び、行先を家族に伝えることや、ナプキンやタオルの準備など、対応できるように心がけましょう。